やんツーと水戸部七絵の二人展「NOT A GALLERY BUT A FORMAL」を展示
FORMAL」を、7⽉6⽇(⽊)から9⽉29⽇(⾦)、NOT A GALLERYにて展示いたします。
絵画、そしてドローイングとは、⼀体何なのか。本展では表現⼿法や作家性としては相対的な⼆⼈のアーティストが、それぞれ絵画やドローイングの表層に斬り込み、既存の領域を越境し、経済合理性や形式主義などさまざまな重⼒から⾃⾝の表現を解放させながら、その定義を再構成していく作品群を展⽰します。
やんツーは、ダダイズムやキネティックアートの潮流を現代にアップデートしたドローイングマシンを開発、スプレー⽸やペンなどでマシンが⾃動的に描く”グラフィティ”など、⼈間の⾝体性や表現の主体性を問い直す作品を数多く制作しています。その多くは都市の廃材などを集めて制作され、都市やアートワールドの構造、そしてテクノロジーと⼈間や社会に対する批評的な視座を含む複層的な作品を数多く発表してきました。
⽔⼾部七絵は、⼀⽃⽸に⼊った油絵具を⼿掴みで塗り描き、圧倒的な量感をもって⽴体性のある絵画を描く作家です。代表作「DEPTH」シリーズでは、抽象性の⾼い匿名のポートレートを通して絵画の本質を探求しています。昨年からオーストリアのウィーン美術アカデミーに交換留学中の⽔⼾部は、現地では⾊彩に関するリサーチを⾏い、ゲーテ⾊彩学にも通じる独⾃のアプローチで⼿がけた新作を展⽰します。て人と物の関係性とその景色を根本から問い直し、現代における彫刻の有効性を再定義する作品を発表しています。
時に「異端の作家」とされながらも、美術史の⽂脈を踏みながら、絵画やドローイングの本質とは何かを問い、新しい地平を切り拓く本展を、ぜひご⾼覧ください。
会期:2023年7⽉6⽇(⽊)〜 9⽉29⽇(⾦)
場所:NOT A GALLERY
住所:〒413-0101 静岡県熱海市上多賀1027−8
時間:平⽇10:00 〜 17:00 ※事前アポイント制
予約:https://reserva.be/projectatami
主催:PROJECT ATAMI 実行委員会
協力:rin art association