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2022.03.07

「ACAO ART RESIDENCE」 2022年第1ターム参加アーティストが決定、「ACAO OPEN RESIDENCE #6」を4月29日〜5月8日のゴールデン・ウィークに予定

2021年3月からスタートした「PROJECT ATAMI」は、熱海の魅力をアートで再発見することを目指したアートプロジェクトです。滞在制作型プロジェクトである「ACAO ART RESIDENCE」と、アーティストをサポートする仕組み「ATAMI ART GRANT」を二本の柱として取り組んでいます。

「ACAO ART RESIDENCE」は、アーティストの制作活動支援を目的としており、制作活動におけるアトリエの提供・制作費を支援する滞在制作型プロジェクトです。プロジェクトは2021年3月に始動し、1年を全4ターム(期間:2022年3月~2022年12月)に分け、各ターム5名のアーティストを招聘します。
この度、2022年第1ターム(3~4月滞在予定)の参加アーティストが決定いたしました。

【「ACAO ART RESIDENCE」参加アーティスト】(※五十音順)
・第1ターム(2022年3~4月滞在予定):
小金沢健人、高村佳典、中村壮志、藤生恭平、藤倉麻子

独創的かつ瑞々しい感性をもつアーティストたちが、ACAO SPA & RESORTに滞在し、“熱海”というフィールドをキャンバスとして、その魅力をアートで表現します。

また、第1ターム滞在アーティストの制作現場を鑑賞・体験する「ACAO OPEN RESIDENCE #6」を2022年4月29日(金・祝)〜5月8日(日)のゴールデン・ウィークに予定しています。

「ACAO ART RESIDENCE」では、各アーティストが滞在中にそれぞれ感じた物事を表現し、熱海に訪れた方にアーティストと触れ合い、アートを身近に感じてもらう場を開く事を相互の目的として、制作現場を鑑賞・体験できる機会です。展示、トークイベントなど様々なプログラムを企画しており、ホテル宿泊有無に関わらずご参加いただける公開プログラムとなっております。プログラムの詳細は決まり次第ウェブサイト等でお知らせいたします。

PROJECT ATAMIでは多種多様なアーティスト間の交流を通じて、さまざまな角度から熱海の魅力を表現、発信する機会を提供してまいります。

※内容は予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。

トップ写真クレジット:
左上から右回りに、藤倉麻子『ミッドウェイ石』2021 記録写真撮影:Akira Arai(Nacása&Partners Inc.)|小金沢健人『Propagation of electric current』2009|中村壮志『真昼にみた夢』2021|高村佳典『Pyramid System』(MUSIC COLLECTION bonus stage 2019, 2019)|藤生恭平『フィリピン海プレートに立っているということ』Color ATAMI・熱海の隠れ里 2021


【「ACAO ART RESIDENCE」参加アーティスト】(※五十音順)
・第1ターム(2022年3~4月滞在予定):

・小金沢健人/Takehito Koganezawa
1974年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業後1999年に渡独、2017年までベルリンを拠点に活動する。「ドーナツの穴を手に入れるためにドーナツをつくる」という初期の作品から、近年の劇場空間を使ったインスタレーション/演出まで、一貫して空白や空虚との関わりがテーマとなっている。
メディアシティソウル(2000)、マニフェスタ、モントリオールビエンナーレ(共に2002)、シャルジャビエンナーレ(2003)、横浜トリエンナーレ(2004)、アジアンアートビエンナーレ(2009)、あいちトリエンナーレ(2010)、などの大型国際展の他、ICA(ロンドン、2001)、クイーンズミュージアム(NY、2001)、クンストハレ(ウィーン、2004)、ノイエナショナルギャラリー(ベルリン、2006)、サンパウロ現代美術館(2008)、ハウスコンストラクティブ(チューリッヒ、2009)、ハウスアムバルトゼー(ベルリン、2012)等欧米の展覧会に数多く参加。国内ではMIMOCA(2009)、スパイラル(2016)、KAAT(2019)での個展のほか、東京都現代美術館、金沢21世紀美術館などでも展覧会に参加している。

 

 

 

・高村佳典/Yoshinori Takamura
1982年生まれ。アートディレクター / グラフィックデザイナー / 映像作家。京都造形芸術大学 環境デザイン学科卒。
主に、音楽・美術に関するインフラストラクチャー・デザインを多く手がけ、美術館・ギャラリーでの展覧会グラフィックデザインや、CDジャケット/ミュージックビデオ/音楽フェスのアートディレクションなども行う。
また、家具デザイナー・藤田昌喜とともに「CRAFTIVE」としても活動を行っている。

 

 

 

 

・中村壮志/Soshi Nakamura
1991年熊本県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。2019年まで同大学で非常勤講師をつとめる。
日本映画の伝統的な手法を用いた映像と、写真、立体、光、パフォーマンスなどを組み合わせたインスタレーションを主に制作する。幼少時の特異な体験から、神話と史実、記憶や伝承、夢と現実を織り交ぜた複数の視点から生まれる/見えてくる物語に興味を持ち、近年では古典から共有され続ける美意識や感性と、現代の都市や大衆文化を紡いだフィクションを上映/上演形式で発表している。
主な展覧会に『Standing Ovation|四肢の向かう先』(旧ホテルニューアカオ, 静岡, 2021)、『真昼にみた夢』 (京都府立文化芸術会館, 京都, 2021)、『somnium|夢、もしくは本当の月に関する物語』(vacant, 東京, 2019)、『End of Summer / Open Studio』(アメリカ,ポートランド, 2019)。

 

 

・藤生恭平/Kyohei Fujio
1989年三重県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程在籍。“人が自然環境を開拓/管理していくこと”をテーマに、土地や風景について考える。主な展覧会に「記録する遊戯#2 なんで花はじっくり見れんのにカビはじっくり見れへんのかはわからん」(わいわいぱ~く・京都市・2020)、「三川合流シュート」(ALTANATIVE KYOTO in 八幡・松花堂庭園美術館・2021)、「風景のための部分的全体(南天1836M)2021」(CAF賞2021入選作品展覧会・代官山ヒルサイドテラスF棟・2021)など。

 

 

 

・藤倉麻子/Asako Fujikura
現代都市における時間と土地の連続から解放され得る景色を蓄積する。3DCG アニメーションの手法を採用し、画面を通じてのみ認識することができる仮構の現実化を図る。  主に 3DCG 空間に制作したイメージを用いて映像やインスタレーション等に展開している。主な個展に、Paradise for Free(Calm&Punk Gallery、東京、2021)、エマージェンシーズ! 035≪群生地放送≫(NTT コミュニケーションセンター [ICC]、東京、2018)、グループ展に、Encounters in Parallel (ANB Tokyo、東京、2021)、多層世界の中のもうひとつのミュージアム—―ハイパー ICC へようこそ(NTT コミュニケーションセンター[ICC]、東京、2021)、Back Tokyo Forth(東京国際クルーズターミナル、東京、2021)などがある。